2021年年末に寄せて

ご無沙汰しています。また4年ぶりになってしまいました。前回の更新も4年ぶりだったので最早オリンピック周期。
普段はTwitterで細々と呟いておりますが、たまには腰を落ち着けて文章にしてみるのもいいものだな、と思って書いてみます。


まずは、26年間完走、おめでとうございます。宝物のような時間をありがとうございました。
3月のあの日から、ひとつひとつを噛み締めながら見守ってきて気づいたことがあります。一つは、私はV6というグループが、V6にいるときの6人が、なによりも好きでした。もちろん、それぞれのメンバーが人としてもタレントとしても大好きですが、V6が作り出す空気感が好きだし、作り出す作品が好き。自分にとってはそこが全ての前提になっていたんだなぁと思います。
それから、過去のどの時期より、2021年の自分が一番V6のことを好きでした。そういう気持ちでいさせてくれた、いつも今が一番を更新し続けてくれた6人の努力に最大の敬意を表したいと思います。目には見えない色々なことが、当たり前のことではなくて、いろんな人のたゆまぬ努力によって続いてるんだなということを、改めて感じることの多かった1年でした。

 

カミセン。
V-LANDで10代のころのMVや海外旅の映像をたくさん観て、当時の3人が時代と若さと青くささを濃縮したような刹那的な輝きを放っていてあまりにもまぶしく感じたのとともに、そんな3人ともが40代までアイドルを全うしてそれぞれにかっこよく美しい大人へと成長し、その姿をファンに見せ続けてくれたことを思うと涙を禁じ得ませんでした。
今はSNSの時代で、アイドルや芸能人、メディアのあり方も変わってきているし、もうきっと、あの頃のカミセンのような、退屈ばかりコピーしてプリントされる毎日を蹴り上げちゃうようなアイドルはもう現れないだろうな、と思うと、同じ時代に生まれ落ち、カミセンを見つけられた自分、ほんとよくやったね。。。
私は10周年からの遅れてきたファンなので、カミセンがカミセンとして毎年ツアーを回っていたような期間はほとんど追えていないのだけど、たとえその歴史の一部分だったとしても追い掛け続けられたことは本当に幸せでした。
最後のテレステのカミセン対談で、岡田さんが「この3人のポテンシャルならもっとすごいことができたんじゃないか」というようなニュアンスのことを言っていて、首がもげるほど頷いたし、あの岡田さんが最後にそれを言葉にしてくれた、ということだけで物凄く救われたのでした。正直、悔しいけどねっ!私も今のカミセンのつくる世界をもっともっと見たかったです。    

 

 

最後に森田さん。
私は森田さんの歌って踊る姿が本当に本当に大好きでした。
今思えば、森田さんにとってきっと、歌も踊りも芝居も身体表現という同じカテゴリの中にあって、体の内から湧き出てくるリズムとか感情とか衝動(まさにグルーヴですね)を表現するっていう意味では全ては繋がっていて、どのジャンルであっても大きな違いはないのかもしれません。想像だけど、多分ね。だから、歌とダンスの表現力に長けた森田さんが、芝居の道にも進んでいったのは、きっかけあってのことだったにせよ必然だったのかなと今は思っています。ミッツさんも「剛くんにとって歌も役作りのような感じなんだろうけど」とおっしゃっていて納得したのですが、表現方法は違っていても、身体を使って人間の内側の何かを表現するという意味では共通しているんだと思う。
だから、森田さんはこの後芝居を追求して役者としてさらに大きくなっていくんだと思うけれど、またそのうちふと、踊りたいなぁと思ってくれる日が来たら嬉しいなと願うオタクです。
groove コンのダンス、気迫がこもっていて本当に凄かったです。言葉にしてくれなくても、十分に伝わりました。ありがとう。

 


V6は私の青春で、人生で、これからもずっと私の心の大事なところにいるんだと思います。
最後に、V6を通じて出会えた皆さんに感謝です。担タレなる言葉が昔あったようにも思いますが(今もあるのかな?)、V6を通じて知り合うお友達の皆さんは、愛が深くて、大人で、優しくて、でもお茶目な、素敵な方々ばかりで、子どもだった自分もそういう皆さんとの出会いや日々のやりとりの中で育てていただいたように思います。
いつもありがとうございます。
そして、これからもどうぞ、末永くたくさんよろしく。